2012-08-08 23:25 | カテゴリ:思想

100分de名著フランクル「夜と霧」2回目感想です。

1回目の感想記事はこちらです。

100分de名著フランクル「夜と霧」1回目感想 すごくひどい人もいればすごく優しい人もいる


このフランクルはイマイチ気持ちがのってこなかったりします。

パスカルのパンセのほうがおもしろかったなぁ。

本にも相性があるということで

自分には夜と霧はあまり合わないということなんでしょうね。


今回は

どんな人生にも意味がある

というわけで、ポジティブ思考かぁ。

死にたいといった人にフランクルは

「あなたたちを『待っている』なにかがあるはずです」

と言葉をかけたみたいです。


えー?

無理でしょ。


我々が人生に何を期待しているかではなくて

人生が我々に何を期待しているのか?


というわけなんですけど・・・

えー!?ないでしょ・・・

これはないでしょ。

?

だって、この言葉を聞いて

「家族が待っている」

とか

「あの研究がまだ終わっていない」

と思って期待を抱いたみたいですけど

その監獄から生きて帰れないから人生に絶望・失望しているわけで

家族が待っているとか、あの研究がまだ終わっていないとかも

監獄から生きて帰れないと思っていたら

そういったことを期待することもできないと思うんだけどなぁ。


これはないわぁ。

自分を待っているもの・・・

うーん、あるかなぁ。

まぁ人間誰かの生きているだけでだれかの役には立っていたりしますからね。

そして、やっぱり人が死んでしまうというのは悲しいです。

そういう点では、どんなに無関係でも

生きてくれているだけでもいいというか

そういうことを思えるんでしょうけど・・・。うーん。


でもさぁ、やっぱりそういう「つらい」ってことをいわれたら

返すいい言葉がみつかりませんよね

そりゃ、自分が適当な男だったら、格好いい言葉をかけて励ましますけど

相手が本気で悩んでいるときに、そんな適当な覚悟で励ましていいものかなぁ。


自分もやっぱり、相手が「人生がつらい」っていっていたら

自分も「そうだよねぇ、つらいよねぇ」ってなっちゃうかなぁ。

で、「自分もつらいから、そんなものなんだよ」みたいな励まし方になるかなぁ。

うん、だからやっぱり自分はパスカルのパンセみたいな感じなんですよ。

相手が「つらい」といったら励ますんじゃなくて

「みんなそんなものだから、落ち込まなくてもいい」って感じなんですよ。

やらない夫間

やっぱり自分のそういうところが

人付き合いが悪いというか、そんな感じなんでしょうね。

素直にはげましときゃーいい

んですよ。

その場限りでいいから、それっぽいことを口から出せばいいわけです。

そんな人間だったら、もっと自分はいい感じに生きれたと思いますね。


フランクルの夜と霧に話を戻すと

人には使命があるとされていました。

欲望の生き方から、使命の生き方になると人生は満たされる

とされていました。

これはたしかになぁ・・・と思います。

結局のところ、自分のことしか考えない生き方では

いつからか満たされなくなるわけです。

もちろん、そういう人のほうがいろいろがんばるので

上に行きやすかったりするんでしょうけどね。


でも、結婚とかして子供とかできた人って

もう向上心がなくなっている人が多い気がします。

それを自分は少し馬鹿にしていたところもあったんですが

そういう生き方のほうが満たされてはいるんでしょうね。


それを、向上心がないとみるか、人生に満足しているのかとみるか

それは人それぞれですし

他人に「向上心がない」と煽られて怒ったりしているのなら違うと思いますが

おそらく違う景色が見えていたりするんでしょうね。


いやいや、今回は結構おもしろかったです。

なんか納得みたいなものはあまりできませんでしたけど

こうやっていろいろ考えるのはやっぱりおもしろいです。